CCUS レベル別年収を国土交通省が公表
CCUS レベル別年収を国土交通省が公表
先日、国交省からCCUSのレベル別の技能者年収が公表されました※
※参照資料
全国(全分野)年収
レベル1(下位~中位) | 3.740.000円~5.010.000円 |
レベル2(中位) | 5.690.000円 |
レベル3(中位) | 6.280.000円 |
レベル4(中位~上位) | 7.070.000円~8.770.000円 |
レベル別年収が賃上げや適性価格での受発注のひとつの目安となることが期待されています。(法的拘束力はありません。)
これまでは加入者促進が主な目標として掲げられ全技術者の3分の1の登録が完了しています。
今後は現場利用を促進し、さらに技術者の処遇改善につなげるという段階に入ってきています。
カードリーダーの無料貸与、電話やiPhoneでの就業履歴の蓄積など、すべての現場でカード利用ができる体制がととのいつつあります。
横浜建設一般労働組合旭瀬谷支部のHP上*に深みのある言葉が載せられています。
今までの建設業の慣行を大きく変える可能性を秘めているのがこのシステムです。野丁場も町場も、若手もベテランも、もちろん性別を問わずにICカードを作っていきましょう。
横浜建設一般労働組合旭瀬谷支部のHP
登録する前の現場経験は、すべて“自称”の経験、“思い出”にしかなりません。「1日でも多くの公式な就労履歴を増やすぞ」の決意こそがスタートです。
経験こそ重要であることを知っている職人さん自身の重みのある言葉です。
その貴重な経験を公式記録として「見える化」できるのがCCUSです。
処遇改善というメリットも「見える化」されれば、自然と登録者は増えるでしょう。
文責:行政書士 長友紀典