CCUS(建設キャリアアップシステム)認知度0%の事実

CCUS(建設キャリアアップシステム)認知度0%の事実

CCUSの加入が120万人に達しようとしています(2023年5月末現在)。

大手ゼネコンやその下請を中心にして加入者は毎月3万人ずつ増えている状況です。
しかし、加入100%(建設業技能者約300万人)を目指す国交省の目標には程遠いといえます。

先日、ベテランの職人さん幾人かに加入のおすすめをしたところCCUSについてどなたもご存じではありませんでした。

建設現場の隅々まで広報周知するという国の取り組みは道半ばのようです。
また、存在を知っていても加入が進まない原因の一つとして登録事務が難しい、費用がかかる、使える現場がないなど指摘されています。

2022年より認定を受けた行政書士が登録事務をサポートできるようになりました。
指摘どおり登録事務は簡単ではありません。

当事務所ではできるだけ負担がないよう、ご本人様にしてもらう作業を極力なくし、代行費用も最小限に抑えています。

ネットワークという社会インフラを整備するには時間がかかります。
CCUSも普及していけば使える現場は増えていくことでしょう。

主役は職人さんです。
CCUSは道具にすぎません。
職人さんにとって使いやすく、頼もしい味方になる道具になってほしいものです。