CCUS 能力評価申請の経歴証明は3月31日まで!
2024年1月の新規登録現場(全現場数ではない)が13.000を超えています。
iphoneのカードリーダー化など機器設置が容易になってきたことが追い風になっています。
今後加速が予想され、事実上義務化となる可能性があります。
国交省はCCUSを「業界共通の制度インフラ」と位置付けています。
建設業界共通の電子的な履歴書のような制度となっていくことを目指しているのです。
これにより、給料アップや週休二日制など、働きやすい環境を整え、建設業で働きたい人を増やしていくことが最大の目標です。
それでこのカードは単に出退勤を管理するだけのものではありません。
キャリアを客観的に証明し、それに見合った評価を元請にアピールすることできる、職人さんにとって頼れる道具となっていくはずです。
キャリアアップは、カード取得後に能力評価団体※の評価を受けることで、キャリアに応じたカードが支給される仕組みとなっています。
原則的にはCCUSに蓄積された情報により評価されます。
※参照資料
これまでの経歴に関しては、保有資格の取得年月日など経歴証明で申請できます。
しかし、2024年3月31日までの経歴に限られます。(3月31日以前の経歴は2029年3月31日まで申請できます。)
つまり、2024年(令和6年)4月1日以降の年数、経験の評価はCCUSに蓄積されたものでなければ能力評価に反映されません。※
現在、国交省はあらゆる現場にカードリーダーを設置できる環境を早急に進めています。システム上の話とはいえ、CCUSの取得が遅くなれば遅くなるほどキャリアの空白期間が長くなります。
なお、最新の財団からの報告では、2024年のカードリーダー設置の新規登録現場(全現場数ではない)が13.392か所と急激に増えております。2024年12月が4000現場ほどですので、ざっと3倍も増えたということになります。今後、加速していくとみられます。
事実上義務化となれば登録の需要に対応できず遅れが生じる可能性もあります。
早めに取得されることをお勧めします。
文責:行政書士 長友紀典